渡辺 励(Watanabe Ray)
レイズ・バンドは2001年に43歳の若さで急逝したアマチュアミュージシャン、渡辺励さんの追悼演奏会(2002年2月) がきっかけとなり発足しました。
渡辺励さんは、兵庫県立芦屋高校、近畿大学、多くの市民バンド、学校で、活躍されたアマチュアミュージシャンで、2001年1月、43歳の若さで永眠されました。
アマチュアといえど、その活動範囲は広く、トロンボーンプレイヤー、指揮者、指導者として大活躍でした。とりわけ編曲の才能は素晴らしく、近畿大学吹奏楽部時代は、マーチングの為に、その後も映画音楽や、ヒット曲など、吹奏楽用の楽譜がまだまだ出版されない頃に、原曲に忠実でカッコイイ編曲をいくつも手掛け、周囲をおどろかせました。亡くなられたのは、これから本格的に編曲の仕事をしようとしていた矢先の事でした。
又、彼はその人柄ゆえ、本当に多くの人に愛されていました。いつも穏やかで物静かで、人の事を決して悪く言いませんでした。落ち着いた口調で的確な指導を後輩や子供たちにしていました。また、彼と彼の愛車でドライブをした友人、後輩は、いったいどれくらいいるでしょう?
多くの人が励さんと過ごした楽しい時間の中で、彼の自由で真摯な音楽精神に触れ、それが私達にとって大きな糧となっています。
今では、励さんを直接知らないメンバーも増え、音楽によって、さらに輪が広がっています。
励さん、本当にありがとうございました。どうか安らかにお眠り下さい。